徳島大学?高知大学?香川大学との共同開催で
(SPOD開放プログラム)「授業について考えるランチセミナー」<社会人大学院生の学びと支援>が開催されました。
ご参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。
■開催日時
第1回 2026年2月12日(木)12:05~12:50
第2回 2026年2月19日(木)12:05~12:50
■参加者
第1回 2月12日
59名(Zoomによるオンライン)
第2回 2月19日
55名(Zoomによるオンライン)
■コーディネーター?講師?登壇者
コーディネーター: 蝶 慎一(香川大学大学教育基盤センター)
第1回 2月12日
講師: 塚田 亜弥子(香川大学リキャリスキル教学センター)
第2回 2月19日
講師: 塚田 亜弥子(香川大学リキャリスキル教学センター)
■内容
第1回
第1回では「社会人学生を受け入れる“大学”を取り巻く環境」として、現在社会人大学院生を受け入れるようになった背景や政策等といった俯瞰した視点での解説が行われた。
まず、背景として少子化による大学進学者の減少に対する対応、職種のミスマッチを解消するための社会人のリスキリングへの必要性といった要因が挙げられた。これらの方向性は文部科学省における中央教育審議会の『我が国の「知の総和」向上の未来像~高等教育システムの再構築~(答申)』(https://www.mext.go.jp/content/20250221-mxt_koutou02-000040400_1.pdf)や日本成長戦略会議人材育成分科会(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/005/giji_list/mext_00001.html)において示されている。とくにセミナー内では、「知の総和」答申で提示されているデータから社会人入学者の動向や社会人の学習機会に関する状況が提示された。これにもとづき、社会人大学院生に求められる支援として、授業受講や学習のしやすさや経済的支援、企業や社会人への情報発信といった点が挙げられた。
第2回
第2回では、前回の質問に対する応答が冒頭に行われた後、香川大学における社会人大学院生の受入状況、ならびに社会人大学院生の学修の実態について事例報告が講師から行われた。
まず、香川大学では講師が所属する「リキャリスキル教学センター」(https://www.recarin.kagawa-u.ac.jp/)が設置され、社会人の大学院進学にむける支援や相談の体制が設けられている。とくに力を入れているものとして、大学院進学に関する調査研究、大学院進学希望者と教員とのマッチング支援、社会人に向けた各メディアを通じた進学のための情報提供および各種イベント、教育プログラム開発の支援が挙げられる。
続いて、講師からは香川大学における社会人大学院生の現状が示された。社会人がどのような動機で大学院に進学し、キャリアにどのように活かしているかについて事例を挙げて紹介されたほか、社会大学院生の実際の声を紹介しながら大学院への進学動機や学修にどのような課題があるかについて報告された。
以上の報告の後、講師と参加者を交えたディスカッションや質疑応答が行われた。
■ 成果と課題
参加者アンケートを行った結果、「5. 本セミナーは今後の教育活動において有益なものであった」という設問において、第1回、第2回ともにほとんどの回答者から肯定的な回答(「とても当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」の合計)を得ることができた。とくに第2回では、すべての回答者から肯定な回答が得られた。また、他の設問においても、いずれの回でほぼ肯定的な回答が得られた。
| 第1回(2月12日) | 第2回(2月19日) | |
|---|---|---|
| とても当てはまる |
9 (69.2%) |
7(53.8%) |
| どちらかといえば当てはまる | 3 (23.1%) | 6(46.2%) |
| どちらかといえば当てはまらない | 1(7.7%) | 0 (0%) |
| まったく当てはまらない | 0 (0%) | 0 (0%) |
| 合 計 |
13 (100%) |
13(100%) |
※その他のアンケート項目の結果はグラフを参照。
自由記述においては、よかった点?有益であった点として、リカレント?リスキリングをきっかけとして現在の大学をめぐる状況や政策を豊富なデータや資料から知ることができたといった点、社会人が大学院で学ぶにあたりどのような課題があり、どのような支援策が必要かといった点を知ることができたといった意見が寄せられた。一方で改善点や希望として、社会人大学院生が学ぶ分野によって大学院に進学する動機や修了までの時間が異なっているといった点についてより深掘りしてほしい、社会人学生をはじめとして学生が多様化する中で学力にばらつきが出ており、その対策をどうすればよいかといったより踏み込んだ内容を知りたいといったコメントが見られた。
今月は直接授業実践に関係する内容ではなかったが、現在あるいは今後の大学が置かれている状況を知り、今後の大学教育について考える点でよい機会となったと考えられる。
今年度の「授業について考えるランチセミナー」は今月をもって全プログラムを終了した。今年度は直接授業実践に関わる以外にも、今回のように大学教育をめぐるトピックについても取り上げるという試みを行った。今回の受講者の反応を見るに、これらの試みは一定程度成功したと考えられる。
以上をふまえ、来年度はより大学教育について幅広くトピックを扱う「大学教育について考えるランチセミナー」とタイトルを一部改め、より内容を充実させて行う予定である。
第1回 (n=13)

第2回 (n=13)
■セミナーの模様(アーカイブ動画より抜粋)
ご不明な点などございましたら、下記アドレスもしくは、電話でお問合せください。
教育支援課教育企画係 メール:kykikakuk@tokushima-u.ac.jp
電 話:088-656-7686 内線(82)7125
徳島大学全学FD推進事業も紹介していますのでぜひご覧ください!
http://www.tokushima-u.ac.jp/highedu/reform/

